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2018/04/26(Thu.)

2018年は「動物愛護法」の5年に一度の改正の年。

《 「動物愛護法」と言う法律 》

「動物の愛護及び管理に関する法律」、略して「動物愛護法」と言います。
今年は、その「動物愛護法」が改正される年になります。
この法律では人の飼育環境下にある動物(家庭動物、産業動物など)と、その責任者(一般飼育者、動物取扱業者など)に係る規制やルール、都道府県等の動物行政の在り方など、さまざまな内容が盛り込まれています。
「動物愛護法」は、5年に1度見直され、不備等あれば法改正が行われます。2018年の春、通常国会で論議が本格化され9月に改正される予定です。

動物愛護法は、これまで動物に関する世論の高まりに応じて数回にわたり法改正が行われて来ました。特に平成に入ってからは3度の改正が行われています。
生まれて間もない仔犬

《 仔犬生産工場=パピーミル 》

読者のかたは「パピーミル」と言う言葉をご存じですか?
その名の通り「仔犬生産工場」を示します。

つまり営利目的で、コストを抑えて、仔犬を産ませる為に大量に繁殖させている業者を言います。
繁殖犬、繁殖猫は、只、子供を生むための道具でしかなく、劣悪な環境の元で、狭いゲージに閉じ込められ酷使され、糞尿の世話もしてもらえない、水や食事も不十分、爪が伸びても放置され肉球に食い込んでいる、シャンプーもしてもらえず皮膚病が発生したり、病気になっても治療もしてもらえません。
何度も無理に出産をさせられる母犬は、栄養分を子供にとられて、歯が全くない、もしくは数本しか残っていない事が殆どです。
これが、特に悪質と言われる繁殖業者の実体です。
収容保護されている犬

《 刑事告発された福井県の悪徳な繁殖業者 》

今年3月に、福井県で、悪徳な繁殖業者が刑事告発されました。

私はそのニュースと実際の映像をネットで見ました。
この繁殖業者は、約400頭の犬や猫をコンクリートのブロックで作られたプール状のマスや、狭いゲージの中に入れ、過密状態で飼育をしていました。

実際に見た映像は、コンクリートのブロックの中に、大型・小型の犬種関係なくひしめき合い、全ての犬が吠えながら飛びはねている状態でした。

約400頭の犬・猫をたった2人で管理をしていたようで、施設内は悪臭が漂い、食事も1日1回だけ、病気や怪我の治療もしないと言う、虐待が行われていたのです。
前足を切断しているのに、妊娠をしていたワンちゃんもいたとの事。

なぜ、この様な、私利私欲にまみれた悪徳繁殖業者が野放しにされるのでしょう。

ひとつは、日本では、ブリーダーには免許や資格が必要ないのです。
そしで、法の甘さ故に、悪徳な繁殖業者が後をたたないのです。

日本は、先進国と言われていますが「アニマルポリス」すら設立されていない国です。
日本は、動物愛護に関してはとても先進国とは言いがたいレベルで、動物愛護に関しては立ち後れすぎており、イギリス、ドイツ、アメリカ等とは、動物に対する配慮の差は大きく開いてしまっています。

パピーミル業者を撲滅させるためには、かなり広範囲での法律改正が必要です。
動物愛護法を全般的に、その先進国レベル並みに整えなければ、何も変わりません。
法改正が5年に1度では、いつまで経っても悪質な犯罪に追いつけません。

日本は、いつになれば、目を覚ますのでしょうか。
収容保護されている犬

《 安楽死ではない、犬・猫の殺処分 》

日本は空前のベットブームです。
年間約80万等の犬・猫が流通し、その傍ら殺処分は徐々に減少傾向にあるものの、環境省の公開した値では2016年(平成28年度)は犬・猫合わせて5万5998匹(犬:1万424匹、猫:4万5574匹)が命を落としています。
「殺処分」・・・
この問題の根源には、ベットの飼育能力や責任感の低い飼育者の存在が一つ考えられます。

殺処分は、安楽死ではありません。
コストを抑えるために、二酸化炭素ガスを用いた窒息死です。

ガスで満ちた部屋で10~15分もの間、もがき苦しみながら息絶えるのです。
これが「できる限り苦痛を与えない方法」なのでしょうか。
それでも、ガスで息絶える事ができなかった子は、まだ生きたまま焼却されます。
今の日本の現状では、殺処分対象動物が多数の場合、コスト抑えるため、二酸化炭素ガスを利用せざる得ないのです。

毎日、無垢な動物達が人間の身勝手さから、命を落としているのです。
殺処分数の減少だけでなく、殺処分方法の改善も必要だと強く思います。

《 殺処分「0」を目指した活動 》

殺処分「0」を目指した活動をしている自治体もあります。

熊本市動物愛護センター、神奈川県動物保護センタ-が殺処分「0」を達成しています。

殺処分「0」は、決して不可能な取り組みではないのです。
民間団体と行政が相互協力できる仕組み作りが発展すれば、さらに可能性は高まります。

殺処分問題の解決の基礎として、動物愛護法が重要な役割を担うものであって欲しいと考えます。

愛護法の改正で正さなければいけない事を、もっと多くの人々が考えなければならないと思います。
時代とともに、変化してきた日本での動物愛護法ですが、動物と人が、安全で、より幸せに暮らせるための法として、虐待に対しての処罰の強化、繁殖業者の免許・資格制度、生体の店頭販売禁止、アニマルポリスの設立が、今国会で議論され、一日も早く法改正される事を強く願うばかりです。

by OFTスタッフ「あーちゃん」

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